コロナ禍で会社を作るということ | マップボックス日本代表 高田 #2
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コロナ禍で会社を作るということ | マップボックス日本代表 高田 #2

皆様 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

マップボックス 日本代表の高田です。

この文章を書いている今日は、2020年の仕事納めの日です。(12月27日、執筆時点) 。振り返ってみると、やはり大変な一年だったと思います。一年の振り返りの意味を込めて従業員向けに手紙を書きました。そして丁度今日、年賀状と上期の事業計画を添えて従業員の自宅に郵送しました。

この記事の公開時点(2021年元旦)ではもう従業員の自宅に届いているでしょうから、今日は従業員に伝えたことを、ご紹介しようと思います。

従業員むけの手紙:
一部内容を削っていますが、内容はほぼ送ったままの文章です。

Establishment of Company under COVID
コロナ禍で会社を作るということ

みなさま あけましておめでとうございます

まず 年末年始のお休みの間に このような形で事業計画のようなものを お送りするという非常識なことをしてしまい 申し訳ありません。平日はみな おそらく忙しく またコロナでリモート環境で働く中 どこかしらにストレスを感じていて 落ち着いてメッセージを読む時間も取れないと思い ゆっくりした年末年始の時間であれば それがかなうかと思い 筆を取りました。

旧年は世界中で誰も経験をしたことのない 苦難の年でした。私は そのような環境の中で会社を創るという仕事を任されることになりました。会社の設立は何度か経験しておりますが どれもが大変な仕事です。特に合弁会社という形態は一般的にも難易度が高く 失敗する会社も多い。やはり 2020年3月に会社が設立して以来 合弁会社に特有のコンフリクトを多数 目の当たりにしました。旧日常であれば 会って話す という方法で解決できることが多いのですが それもできない。 そんな設立初年度でした。

11月から会社の代表を任されることになりましたが 皆さんお気づきのとおり 戦略や事業運営と同じくらい 文化づくりに私は時間を使っています。そしてかなり 手づくり にこだわっています。なんでそこまでやるんだろう と感じる人もいるでしょう。実は 私もここまで 手づくりの文化づくり 時間を費やしたことはありません。なぜこだわるのか についてを新年のメッセージとして お伝えしたいと思います。

まず 多くのことが 一人で成し遂げられないから 人はチームをつくります。 一人一人のアウトプットの集合体で ゴールにたどり着けるのであれば 会社は実は存在する必要はなく 個人事業主の集合体で十分です。チームの成立要件は 利他だけでない つながり です。 私たちがコロナで失いそうなものは この人と人のつながりやすさ だと思っています。テクノロジーの進化で働き方の生産性は維持できる むしろ向上したという人もいるくらいです。しかし それだけでは チームはつくれない。 これが わたしが 社長就任までの6ヶ月で最も学んだことです。

若干 安易ではありますが 人のぬくもりや 思いをつたえる方法として 手づくりを主軸とした文化づくり が コロナ禍の会社づくりのために 最もいい方法ではないかと思った。これが こだわり 一つ目の理由です。もう一つの理由は私です。 皆さんご存知の通り 私は複数の草鞋を履いての社長 となります。一方で 中途半端な気持ちで事業に取り組んでいるわけではなく 一番この会社のことを考えている自負があります。どれだけ真剣にこの会社のことを考えているのかを伝える方法が欲しかった。 これが 二つ目の理由です。

手づくりの文化は マップボックス・ジャパンを 成功させるために 世に誇れる会社にするために できる限り つづけたいと思います。

今年から本格化する 営業やマーケティング活動でも 人と人のつながりは大事です。テクノロジーは営業活動を効率化しますが 気をつけないと 人と人のつながりを疎遠にします。私たちマップボックスはこれまで 日本では顔が見えない会社であり これは大いに反省し 改善すべき点です。これは 対面ローラー営業をしよう 会食をしよう という意味ではありません。オンライン前提の営業・マーケティングだからこそ つながりを保つための創意工夫をしようということです。オンラインの中でも 気持ちが伝わる 営業・マーケティング・ビジネス交渉は 実現できれば私たちの大きな武器になります。そして その準備運動として まず会社の中で つながりや協力を大事にする文化を創りたいと思います。

年末年始は是非 ゆっくり英気を養ってください。
そして 2021年は本当の始動の年 飛躍の年にしましょう。

令和2年12月27日
マップボックス・ジャパン 合同会社
最高経営責任者 CEO | 高田 徹

年賀状(表面)
表面は一般に送らせていただいた、年賀状と同じデザインです。私たちのオフィスは虎ノ門のWeWorkに構えましたので、丑年だけども虎ノ門というのがご挨拶の内容です。ベタですが。

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年賀状(裏面):
裏面は少しメッセージを変えて作成しました。ポイントとしては、流石にキーデザインの地図柄のトラはデザイナーの方にお願いしましたが、表面裏面ともにコピーと段組みは全部、自分での手づくりにこだわり、自分のPCで行いました。(元広告出身魂)

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FY21 事業計画 (これは流石に非公開)
マップボックスは会計年度が1月-12月なのですが、半期ごとにOP1とOP2 (OP=Operation Plan、OP1は1-6月、OP2は7-12月という具合)という事業計画、行動計画を立てます。ちょうど年末はOP1を完成させるタイミングだったので、年賀状やレターと共に従業員の自宅にサマリー版をお送りしました。年末年始に事業計画なんて、、、と我ながら少し非常識かな、と少し迷いましたが送らせていただきました。

なんで、公開をしたのか?
この従業員むけの取り組みの内容が、私がマップボックス・ジャパンをどのような会社にしたいかを表すと思ったからです。

最近、毎日のように面接をしていてます。応募いただいた方に必ずといって良いほどいただく質問が、会社の雰囲気や文化についてです。私からしても理解していただきたい話なので、質問を頂かなくても私からこの話を持ちかけるようにしています。

お答えするのは以下の通りです。

私たちの文化づくりはこれから

マップボックス・ジャパンは今年(2020年)3月に生まれた会社です。設立直後にコロナの流行本格化、緊急事態宣言と続きます。会社を新しく作り、文化を作ることが難しいタイミング。

確立された文化やカルチャーについてお話しできれば良いのですが、今の私たちに、まだ、カルチャーはありません。これは会社のメンバー個別で聴くと、もしかしたらそんな事ないと言う人もいるかも知れませんが、ここだけは社長権限で、まだ無いと言いきらせてください。これからずっと付き合えるカルチャーは、まだ、ありません。

何故かというと、まだ、私自身が今の状態が正常ではないと思っているから。今の私たちの状況は、コロナにより無理矢理、適応させられている、という感覚です。今の働き方や、もしかしたらそこから生み出された文化らしきものがあるかもしれません。ですが、それはこの過酷な事業環境下で会社を維持するために、メンバーが無理して産み出したものであり、それを続けたいとは思っていません。

また、私たちはジョイント・ベンチャーとして設立された会社です。(世の中一般と比較しても)個性がある両親から産まれた子供。出自の違いでも、仕事のやり方も違う、ただ、合意しているのは目指すべき山のみ。一人では登れない山だからこそ組んだものの、山を登る過程では、衝突も生まれることがあります。

両親の持つ強い文化

マップボックス・ジャパンの両親はそれぞれ強い文化を持っている会社です。

お父さんはソフトバンク株式会社。ソフトバンク関しては、このポストを読んでいる私の友人は、おそらく知っている会社であることが多いでしょうし、また日本では一般的に知られている会社であるので、説明は省きます。一言だけ、卸売業に起源を持つ、日本最強の営業・マーケティング会社です。

お母さんは、マップボックス・インク。一言でいうと、文化はアマゾン/AWSに非常に似ていると思います。どれほどアマゾンかというと、私が他人に文化を説明する際に、アマゾンの文化について説明している書籍を紹介するほどです。たまたま、元アマゾン・ジャパンの従業員がいるのですが、彼の印象からしてもアマゾンだそうです。これは。本国CEOがアマゾンの文化をとても尊敬していること、またNo.2のエンジニアリングの責任者がが元AWSのGMということから、とても影響を受けています。例えば、社内資料でプレゼンテーションは使いません。とにかく、文章。(この仕事に携わり、Google Docsのスキルが格段にアップしました。)当然、エンジニアやデザイナー中心の文化です。

日本最強の営業マンの父親と、ユニコーンとなったエンジニアの母親から生まれた会社が、マップボックス・ジャパンです。

マップボックスが提供する商品は、地図づくりを支援する開発基盤で、一般的な業種で分類するとEnterprise SaaSにあたります。リモートワーク耐性も強い業態ですし、社員の皆強いので、オペレーションは回っていたかも知れません。ですが、文化醸成は出来なかった、というのがこの6ヶ月の反省です。この状態で会社の体裁が取れていたのは、会社の皆の個々の強さと、両親のおかげだと思います。会社を設立してから、半年強、両親からの支援でなんとかやれてきました。

私たちがやりたいこと:
私たちが成し遂げたいのは母親が生み出したプロダクトを、父親の営業ノウハウで日本市場で展開することには、留まりません。それだけならば、この難しい市場でジョイントベンチャーを創りませんでした。

私たちは、もっと大きな夢を見ています。

やりたいこと(年賀状より抜粋)

美しい地図づくりを支援する
地図に新たな事業価値を吹き込む
そして 日本発を世界に

これを実現するためには、両親の言いなりだけになっている文化では、正直弱い。両親から早く自立して、一人の大人として世の中に価値を提供するための組織づくり、文化づくりをする必要があります。

なので、私たちの会社の文化は、これから私たちで創る。今はまだよちよち歩きの子供ですが、私たちならではの企業文化をつくり、成長していきたいと思ってます。

最後に宣伝/採用まわり
マップボックス・ジャパンは、コロナ禍では珍しく、積極的な採用活動を行なっています。

仲間を絶賛募集中です
(2020年12月27日時点)
採用情報はここから確認できます。英語のページしかまだ準備できてなくて、ごめんなさい。英語で職務要件は理解いただけるかもですが、会社の雰囲気伝わらないと思います。この辺りは徐々に改善します。

まだ、募集要項(Job Description)が公開できてない職種もたくさんあります。年明け1月には出揃うと思うのでチェックお願いします。

特に、募集中の仕事

採用計画に対して、絶賛ビハインド中です。

地図ライセンス事業のセールス(AM)、プリセールス(SA)、ポストセールス(TAM)、パートナーセールス(Partner Manager)、などの募集は比較的順調にご応募いただいているのですが、新規事業部門とコーポレート部門が目標に届きません。面接プロセスはかなり長い会社(平均5-6回)なので、受けていただくのもカロリーが高い会社なのですが、是非興味をもたれた方はご応募ください。

語学と専門性が求められる仕事なのでハードル高そうに見えると思いますが、私の採用基準で一番見ているのは、この人と一緒に文化を作っていけるかどうか。若い方は特に、少し語学に自信がなくても、是非ご応募お願いします。

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2021.1.1
マップボックス・ジャパン 高田徹

著者
高田徹 | Toru Takata
マップボックス・ジャパン合同会社 最高経営責任者

2007年にヤフー株式会社入社、2013年より同社広告事業の製品開発及び事業開発の責任者。その後、2019年にZコーポレーション株式会社 代表取締役社長に就任。2020年5月にマップボックス・ジャパン合同会社CSO、同11月より当社CEOに就任。

2020年4月よりソフトバンク株式会社の技術投資戦略本部ほか、Zコーポレーション株式会社、および複数企業での責任者や取締役も兼任。

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