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【新バージョンリリース】高解像度の衛星画像と3D地形がオンプレミスでも利用可能に | Mapbox Atlas v2.8

この度Mapbox Atlas v2.8がリリースされ、高解像度の衛星画像データと3D地形、GL JS v2の3Dマップ米国とヨーロッパにおける1億1,500万件の改善された住所、そしてスタイルコンポーネントを、セルフホスティングでもご利用できるようになりました。Atlas v2.8ではこれまで以上にセキュリティが強化されており、コンテナとアプリケーションの依存関係を完全にスキャンすることで、セキュリティとリスク管理に関する米国情報管理法(FISMA)に準拠しています。これにより、政府機関のお客様であってもコンプライアンス上の障害を軽減しつつ、より迅速にアプリケーションへのAtlasの導入が可能になりました。

またAtlas v2.8と同時に、Atlas Custom Imageryの提供も開始されました。Atlas Custom Imageryは、特定の都市、地域、国における高解像度の衛星画像を抽出し、Atlasサーバーでホスティングするためのものです。これにより、小さな都市圏からドイツの国全体の大きさまで、最大40万kmのエリアにおける解像度50cmのタイルセットをダウンロードすることができるようになります。またこの機能は、3D地形への衛星画像のオーバーレイや、Mapbox Studioでの3D衛星画像マップの使用など、他のAtlasの機能とシームレスに統合されています。

1. Atlas Custom Imageryで衛星画像をカスタマイズ

Atlas Custom Imageryでは、50cmおよび12.5cmの解像度の衛星画像を任意の地域やズームレベルに合わせてタイルセットに変換することができます。

衛星画像の解像度向上に伴い、ストレージコストとダウンロード時間は指数関数的に増加します。また、GDALのようなツールを使って生の衛星画像をつなぎ合わせてタイル化するには、さらなる投資とスキルが必要です。このように、衛星画像データをセルフホスティングするには労力やコストがかかりますが、Atlas Custom Imageryを使用して、必要な解像度、ズームレベル、エリアを選択し、ユースケースやストレージの要件に適したカスタム衛星画像のタイルセットをダウンロードすることで、これらの課題を克服することができます。

Atlas Custom Imageryによって抽出したカスタム衛星画像は、タイルセットとしてダウンロードし、そのタイルセットをAtlasにコピーした後、Mapbox Studioで作成した衛星画像のレイヤーに追加することで、Atlasでの利用が可能です。Atlas Custom ImageryとMapbox Studioを組み合わせることで、よりシームレスなプロセスで鮮明な衛星画像を追加することができます。

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2. セキュリティが強化されました

Atlas v2.8は、お客様のコンテナやアプリケーションの強化要件を満たすため、安全性とコンプライアンスを考慮して設計されています。アップデートによりAtlasでは、静的および動的なセキュリティスキャンや米国国務総省のセキュリティ要件に準拠したセキュリティ技術導入ガイド(STIG)CISベンチマークが、開発およびリリースプロセスに完全に組み込まれたため、FISMAやRMF、NIST SP 800-53、およびその他の規制要件に準拠する必要のあるお客様の利用障壁が低くなりました。このようなセキュリティの改善により、連邦政府の運営認定(ATO)などのコンプライアンス監査をクリアするための負担が軽減されるため、より少ない期間でアプリケーションをデプロイすることができます。

C3 AI製品担当シニアディレクターのライリー・シーベル氏「Atlasを利用することで、当社の製品と同じマッピング体験を提供しつつも、プロジェクトの期間を数ヶ月短縮することができたため、顧客とより多くの時間を過ごすことができるようになりました。これは、AtlasがFISMAの要件に準拠して設計されているため、連邦政府のお客様の運営認定(ATO)プロセスを遅らせることなく、Mapboxのサービスをオンプレミスのデプロイメントに統合することができたからです。」


3. より最新で美しい衛星画像

Atlas v2.8では、先日アップデートされたMapboxの衛星画像タイルセットが導入されているため、135,000,000km²の最新かつ美しい衛星画像を利用できます。この衛星画像は、地球全体をカバーするタイルセットとして、ズームレベル12または14(解像度はそれぞれ16mと4m)、またAtlas Custom Imageryではズームレベル20(解像度12.5cm以上)まで利用できます。

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▲ ワシントンDCの米国連邦議会議事堂


4. 3D地形とGL JS v2への対応

また、改良されたベクター地形データ(ズームレベル15で10mの等高線間隔)と、新たに追加されたラスター地形データ(ズームレベル14で10cmの等高線間隔)の利用ができるようになりました。この標高データは、これまでAtlasで利用できたものよりも500倍も精度が高くなっています。また、Atlas v2.8でGL JS v2がサポートされたことにより、地形の盛り上がり具合や、空の表現方法・色味のコントロール、Camera APIに対応した3D衛星画像のベースマップを作成することができます。

Atlasで3D地形を表現することで、不動産ポートフォリオの洪水時に冠水するエリアをモデル化や、山岳地帯を通る経路を計画、航空機の飛行を視覚化などをセルフホスティング環境で行うことができます。

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4. Search機能の強化

またAtlas Searchでは、1億1500万件の住所が改善され、新たに7つの国が追加されました。v2.8のアップデートにより、米国では8,000万件の住所の精度が向上し、1,500万件の新規住所が追加されました。ヨーロッパでは、2,000万件の住所が追加され、新たに7つの国でジオコーディングが可能になりました。(チェコ、ポルトガル、ハンガリー、スロバキア、ルーマニア、コソボ、リトアニア)

Atlas Searchでは、フォワードジオコーディングを利用して、世界中の住所から緯度経度データを充実させたり、リバースジオコーディングを利用して住所データのテーブルをAtlasマップ上に表示したりすることができます。またAtlas Searhでは、場所や住所の検索機能を追加することで、オンプレミスまたはプライベートクラウドにデプロイされたアプリケーションのユーザー体験を向上させることができます。

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5. Mapbox Studioでスタイルのカスタマイズ

今回のアップデートにより、AtlasにおいてMapbox Studioのスタイルコンポーネントを使用し、適切なデフォルト値でマップのスタイルを素早くカスタマイズしたり、ブランドガイドラインに合わせてカスタムフォントをアップロードしたりできるようになりました。また3Dの建物を追加したり、紛争中の境界線や地名をWorldviewsでユーザーの地域に基づいて動的に変更したり、スタイルに国の境界線を追加したり、Mapbox Boundaries v3を使用したりすることができます。さらに、AtlasでMapbox Studioの3D terrainが使用できるようになったため、コーディングすることなく3D地形の押し出しレベルや空の表現方法をコントロールをした3Dマップを作成できるようになりました。

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早速使ってみましょう!

Atlas v2.8の詳細については、Atlasのサービスページ、またはAtlas for Docker ComposeおよびAtlas for Kubernetesのドキュメントをご覧ください。またAtlasをお試しいただくには営業担当にお問い合わせください。

*本記事はMapbox Inc. Blogの翻訳記事です。


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