データの変化に応じてベクタータイルを継続的に更新する | Mapbox Tiling Service
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データの変化に応じてベクタータイルを継続的に更新する | Mapbox Tiling Service

Mapboxが提供するMapbox TiIing Service(MTS)は、COVID-19感染状況のトラッキングや、新規の不動産リスト、空域の制限、石油の生産量、5G周波数帯の割り当て、交通インフラなど、さまざまな種類のデータを可視化したマップへと活用することができます。


MTSは、大量のデータセットからカスタムベクタータイルセットへの処理を可能にすることにより、データの変化に応じてマップを継続的に更新します。MTSでは、並列分散処理によってデータを作成・更新するため、同等のツールを使用した標準的かつ単一のサーバーを使用したセットアップよりも、はるかに迅速にデータを処理することができます。そして多くの開発者は、森林火災の追跡や、インターネットに接続可能なワイヤレス・ホットスポットの表示、動的に変化するドローンの飛行可能エリア、油田やガス田の生産量の測定、観戦チケット購入時のスタジアムの座席予約、アマゾンにおける先住民が住む土地での採掘作業の監視など、MTSを活用することで新たなソリューションを提供しています。


MTSを使ったマップの事例

Crowdfree
TripAdvisorのCrowdfreeは、COVID-19の感染ケースや米国における郡の境界線、高精度のPOIなどの情報に基づいて、ライブ更新されるソーシャル・ディスタンシング・インデックスを作成しました。その結果、美しく、インタラクティブでパフォーマンスの高いアプリに仕上がっています。

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▲ Crowdfreeのソーシャル・ディスタンス・インデックスを可視化したマップ


Mineral Answers
Mineral Answersでは、米国内の油田やガス田の分布や掘削装置の稼働状況、掘削許可をマッピングしています。

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「MTSを使って、私たちのもつ大規模かつ多様なエネルギーデータセットの処理を効率化し、GISデータからマップへと変換しています。(MTSの)レシピのおかげで、マップのライブ更新やパフォーマンスの向上、コスト削減をすることができています。」 - Jeff Chambers・Mineral Answers創業者


Deepblocks
DeepblocksはAIを活用した不動産開発のためのモデリングサービスを提供しています。Deepblocksでは、米国の区画、ゾーニング、人口統計、境界線などのデータをMTSを使ってタイル化し、SaaSとモバイルアプリケーションにおいて不動産に関するインサイトを可視化しています。

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 ▲ Deepblocksが提供しているSaaS。不動産開発のためのモデリングが可視化されている。

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▲ Deepblocksが提供しているアプリ「mappy」


Stubhub
世界最大のチケット・マーケットプレイスであるStubhubでは、世界初のインタラクティブな座席マップを開発しており、MTSを活用することで40カ国以上の国にあるスタジアムの座席選択を、GIS上に重ね合わせて参照できるようになっています。

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▲ Stubhubの座席マップ
「私たちは、セクションレベルでの座席マップの基本的なUXをMapboxのMTSを使用して構築し直しました。開発者にとっては簡単に実装でき、Stubhubのウェブとモバイルの双方の体験に最新技術を活用することができました。またMapboxを導入したことで、将来的にはより没入感のある、ファンを中心とした座席マップ体験を構築することができるようになりました。」 - Garrett Reeb・Stubhubシニアプロダクトマネージャー


Polaris Rider Command
Polaris Rider Commandは、オフロードビークルやスノーモービルのライダーが、ライドを計画や記録、共有するのに役立ちます。Polarisでは、お好みの車両タイプに合わせて、世界中のオフロードや雪上のトレイルのルート、ロケーションを更新しています。

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▲ Prarisの提供するアプリ

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▲ Polaris Ride Commandではライドの計画や記録、共有が可能
「MTSは、お客様がPolaris Ride Command上で作成した、何万ものカスタムルートを迅速に更新し、処理するのに役立っています。MTSを使用することで、私たちの小さなチームは、インフラのマッピングではなく、顧客のイノベーションに集中することができています。」 - Charles Skelton氏・Polaris シニアGIS開発者


PreK.com
PreK.comは、保護者が居住エリアにある安全で手頃な価格の保育園を見つけるのを支援するサービスです。PreK.comは、徹底した審査と個人に最適化したアプローチがウリのサービスです。PreK.comでは、急増している学校のリストを対応するため、MTSへと切り替えました。

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▲ Prek.comが提供する、安全かつ手頃な価格の保育園を可視化したマップ
「MapboxとMTSに切り替える前は、検索機能をうまく機能させるために複数のシステムを連携させていましたが、その結果、パフォーマンスが低下し、実装が複雑になっていました。MTS を採用したことで、これら両方が劇的に改善されました。また、MapboxとMTS をアプリケーションに組み込むのに 1 日もかかりませんでした。」 - James Keiger氏・PreK.com CTO


Mined Amazon map
Mined Amazon mapではMTSを活用し、ブラジルの法的なアマゾン地域における385の先住民族の土地と49の統合された保護地域と重複している、国家鉱業庁(ANM)の新しい採掘リクエストをリアルタイムで表示してます。

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▲ Minded Amazonによる、先住民が住むエリアにおける採掘リクエストを可視化したマップ


Sustrans
Sustransは、英国における人々の歩行や自転車の走行をより快適なものにするための慈善活動を行っています。SustransはMTSを活用して、地方自治体向けに作成された紙の地図を、インタラクティブなマップとして最適化・更新しています。

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▲ Sustransによるウエストヨークシャー都市圏の交通インフラマップ
「(MTSの)"レシピ" を作成してタイルセットを上書きするプロセスは非常に簡単なので、Studioで作成したベースマップ上で、データセットの変更に応じて更新するための主な方法になっています。必要なのはCLI(Command Line Interface)とnode.jsのインストールだけです。以前はこのプロセスを行うのに、PostGISデータベースにデータを書き込んだり、MBTilesを描画してMapboxにアップロードしたりするために、使いづらく、またエラーの起きやすいツールを使用したりしていたため、かなりの時間がかかっていました。しかし、MTSに切り替えたことで、たくさんの時間を節約することができました。さらに重要なことは、デザインが直感的で、手順がきちんとドキュメント化されているため、トレーニングをほぼ受けずに誰でもできるということです。」 - Ralph Hughes氏・Sustrans


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早速使ってみましょう

MapboxではMTSを使い始めるための、いくつかの便利なツールを提供しています。

MTS Data Sync:GeoJSONデータをベクタータイルとして公開するノーコードツールです。このツールでは、たった 2 つのコマンドで、コードを書くことなく簡単に始めることができます。
Tilesets CLI:MTSでタイルセットを作成するためのコマンドラインPythonツールです。
Tilesets API:HTTP APIエンドポイントを使用してMTSのカスタマイズ可能な領域にアクセスすることで、データ準備やデータのアップロードをすることができます。

またMapboxでは、迅速な導入を支援するために、初期のMTSのカスタマーからの学びやベストプラクティスをパッケージ化したレシピ例のライブラリを紹介しています。ぜひ合わせてご覧になってください。その他詳細はMTSのドキュメントをご確認ください。

*本記事はMapbox Inc. Blogの翻訳記事です。


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