安全で楽しい登山を支えるデジタルマップ - オフラインマップとリッチな地図UI | 導入事例 - 株式会社ヤマップ
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安全で楽しい登山を支えるデジタルマップ - オフラインマップとリッチな地図UI | 導入事例 - 株式会社ヤマップ

登山ではこれまで、紙の地図を携帯することが必須でしたが、近年ではスマートフォンの普及に伴い、デジタルマップを利用する登山者が増えています。携帯性に優れ、利便性の高いデジタルマップですが、安全で楽しい登山を支えるためには、電波のない環境においても登山に必要な情報をわかりやすく表示することが求められます。

株式会社ヤマップ(以下、ヤマップ)が提供する登山アプリ「YAMAP」は、電波が届かない山の中でもスマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリです。登山に携帯するデジタルマップとしての利用のほか、山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用されたりしています。累計で230万ダウンロードを超え、全国の登山好きと交流できる日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。

そんなYAMAPでは、地図開発サービスとしてMapboxを導入していただいております。本記事ではMapboxの導入にあたっての経緯と決め手についてご紹介していきます。

【導入サービス】
・Mapbox Maps SDK for iOS / Android
・Mapbox Studio
・Mapbox Static Tiles API
・Mapbox Vector Tiles API


デジタルマップで安全な登山を

YAMAPが提供する登山ルートを表示するマップでは、地形がわかりやすいマップ上に、登山ルートやコース時間、水場や危険なエリアなどのYAMAPが独自に作成しているデータに加え、登山開始後のユーザーの軌跡を記録したGPSデータが重ねて表示されます。そしてこのマップは、オフラインマップとしてダウンロードすることができ、電波のない環境でも利用することができます。

より正確な情報を提供するため、登山ルートやコース時間などのデータは、アプリユーザーの行動データやフィードバックをもとに新たなデータの作成や修正が行われ、常にアップデートされています。

またユーザーが投稿する活動記録内のマップでは、他のユーザーが撮影した画像や、水場や崖崩れなどに関する記録から、実際の登山ルートの様子や地図には載っていない重要な情報を確認することができます。

▲ 登山アプリ「YAMAP」のサービス説明動画(YAMAPのYoutubeチャンネルより)


クロスプラットフォームでオフラインマップを提供する

YAMAPでは以前まで、iOS版アプリとAndroid版アプリの開発に異なる地図表示ライブラリを使用していましたが、両者で機能や実装上の課題が異なり、開発に支障をきたしていたそうです。そのため、開発コストを下げるためにクロスプラットフォーム開発ができる代替サービスを探してました。

代替サービスを探す上では、キャッシュを利用したオフラインマップの提供が簡単にできることや、マップ上のアイコン表示やインタラクティブな機能の追加により、リッチな地図UIを自由に作成できることが前提条件としてありました。

そんな中、iOS・Android・Webに対応しており、オフラインマップの提供や、操作性の高い地図UIの表現ができる地図開発サービスとして、Mapboxの導入を決めていただきました。

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▲ オフラインマップをダウンロードすることで、アウトドアでも快適にマップを見ることができる


アウトドアでもわかりやすく、インタラクティブな地図UI

YAMAPが提供するマップでは、登山に必要な情報をわかりやすく表示したり、用途や状況に合わせて最適な情報を表示したりするために、Mapboxを使ったデザインや操作性に関する工夫がなされています。

例えば登山ルート用のマップでは、登山には必要のない情報を削除したり、配色を調整したりすることで、登山ルートや通った軌跡が一目で分かるようになっています。また、登山ルート上には山小屋や水場、危険な地点などにアイコンが表示されており、登山者は求める情報を直感的に知ることができます。

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▲ 登山中の画面。歩いた軌跡と標高の推移が一目でわかる。

また登山ルートを検索できる地図UIでは、エリアから絞って登りたい山を探すことができます。マップが広域で表示されているときには、複数の山のアイコンがまとまり、エリア内の山の数としての表示に切り替わることで情報量がコントロールされるなど、ユーザーが広域から絞り込んでいるときのUXに考慮した工夫もされています。

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▲ 登山ルートを検索できる地図UI

またスキー場のある雪山では、スキー場用のマップが表示されます。スキー場用のマップでは、マップデザインツールであるMapbox Studioを用いることで、山の起伏による陰影の表現や、リフトが目立つような色合いへのカスタマイズなど、雪山らしい見た目の表現や情報のわかりやすく表示するための工夫がなされています。

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▲ 活動日記内のスキー場用マップ。雪山らしいデザインのマップ上にコースやリフト、ユーザーの投稿情報などが表示される。
ヤマップCTO樋口さん「Mapboxを導入することで、オフラインマップが簡単に提供できるようになったほか、デザインや操作感が統一されてサービスのクオリティが高まりました。また、今後伸びていきそうなサービスなので、新機能にも期待しています。将来的にはMapboxの3Dマップも使ってみたいです。」


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本記事では、ヤマップによるMapboxの導入にあたっての経緯と具体的な活用方法についてご紹介しました。ヤマップが提供する登山アプリ「YAMAP」は以下のリンクからダウンロード可能です。ぜひMapboxを使って実装されたヤマップの地図を使ってみてください。

▼ アプリダウンロードリンク(iOS版)

▼ アプリダウンロードリンク(Android版)


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【お問い合わせ】

本記事で紹介したヤマップの取り組み、および弊社のプロダクトやサービスについては、下記までお問い合わせください。

株式会社ヤマップお問い合わせ
https://corporate.yamap.co.jp/contact/
マップボックス・ジャパンお問い合わせ
https://www.mapbox.jp/contact

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