
Mapbox Studioでアートのようなマップを作り、ストーリーを語る|マップデザインの基礎
ジョニー・ウォーカー氏は、イギリスを拠点に活動するデータビジュアライゼーションアーティストです。彼の素晴らしいデザインで使用されているテクニックと、そのテクニックを使用するための方法を共有します。
本記事では、Mapbox Studioで何が作れるのか、そしてデータを使ってストーリーを語るアーティストとして、なぜこのコントロールレベルが重要なのかを知ってもらうために、完成したデザインをいくつかご紹介します。
ウミガメとプラスチック汚染マップ
下図は、ギリシャの海に生息するウミガメとプラスチック汚染について作成した地図です。地図を使って地中海の表情を引き出しました。

Mapbox Studioでは、プラスチック汚染の黄色い噴煙を海の深い青から際立たせたり、ギリシャの島々を囲む浅瀬を思わせる青いハイライトを作成し、ウミガメのホットスポットを表現しました。
陸地は、島々を囲む岩場を連想させるシルバーのテクスチャーを採用しています。

Mapbox Studioを活用し、見ている人を地中海沿岸に誘い、プラスチックが地中海のウミガメに与える脅威を理解してもらうための細かい設定を追加する事ができました。
オーストラリア発光生物マップ
下図は、オーストラリアの発光生物を描いた別のビジュアライゼーションです。

Mapbox Studioでは、影や明るさを工夫することで、豊かなディテールを損なうことなく、見た人をビジュアライゼーションに没頭させるマップを作成することができました。そして、まるで自然の中を歩いているような、光り輝く「ホタルエフェクト」を作り出しました。

Mapbox Studioでは、地図を回転させたり傾けたりして、ビジュアライゼーションに最適な角度に設定することも出来ます。この機能を利用して、ページ上のスペースを活用し、余白に詳細を掲載するスペースを確保しました。
このように、絶妙なディテールを組み合わせることでストーリーが生まれることをご理解いただけたでしょうか。
実際にジョニー・ウォーカー氏のデザイン方法を説明した記事は以下からご覧ください。

*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。
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